DPSet Managerの使い方説明(Ver0.44向け 適当版)
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一般的な説明
実行ファイルのアイコンにDPSetファイルをD&Dすると,
そのファイルを開いた状態で起動します.
また,フォルダをD&Dすると,
そのフォルダを開いた状態で起動します.
処理終了時にサウンドを鳴らしますが,
Data\complete.wavを差し替えることにより,
お好みのサウンドを鳴らすことができます.
メインウィンドウ(共通説明)

リストビュー内のアイテムをダブルクリックしたりすることにより,
そのファイルだけを閲覧したりすることができます.
「ファイル」メニュー
・〜を開く
フォルダ,もしくはDPSetファイルを開きます(モードに依存します).
・〜を閉じる
現在開いているフォルダ/DPSetファイルを閉じます.
・読み込みなおす
現在開いているフォルダ/DPSetファイルを読み込みなおします.
編集は破棄されますのでご注意ください.
・ログウィンドウを表示
処理に失敗した時などに書き込まれるログを表示します.
・終了
DPSet Managerを終了します.
「モード」メニュー
・エンコードモード
モードをエンコードモードに変更します.
フォルダを読み込み,エンコードできます.
・デコードモード
モードをデコードモードに変更します.
DPSetファイルを読み込み,デコードできます.
・編集モード
モードを編集モードに変更します.
DPSetファイルを開き,ファイルを追加したり削除したりできます.
このモードから別のモードに移る際,編集は破棄されますのでご注意ください.
「設定」メニュー
・設定ウィンドウを開く
エンコード,デコード,ビュアに関する設定を行います.
・ファイルパスによるソートの設定
リストビューのヘッダ(上部の灰色の部分)をクリックするとソートができますが,
パスの部分をクリックした時のソートの方法について設定可能です.
フォルダ名順〜は,フォルダ名でソートしてから,ファイル名でソートします.
フルパス順〜は,全体を文字列として単純にソートします.
C:\a\a.txt
C:\z.txt
を前者でソートすると,
C:\z.txt
C:\a\a.txt
となり,後者でソートすると
C:\a\a.txt
C:\z.txt
となります.
・エンコード対象フォルダは子フォルダも読み込む
エンコードモードでフォルダを読み込む時,子フォルダまで再帰的に読み込むかどうかです.
「ビュア」メニュー
ビュアを表示します.
ビュアについての説明は後述.
「ヘルプ」メニュー
(略)
右クリックメニュー
エンコードモード,編集モードでは右クリックメニューが出ます.
「ここに挿入」は,挿入リストにアイテムが登録されている場合,右クリックした位置のアイテムの上に
挿入リスト内のアイテムを挿入します.
「挿入リストに登録」は,現在選択中のアイテムを挿入リストに登録します.
「現在の挿入リスト」は,挿入リストの中身を見ることができます.
アイテムのIndexで登録されています.
メインウィンドウ(エンコードモード)

・Type(予測)
エンコードした時に,画像として格納されるか一般ファイルとして格納されるかの予測です.
(画像として読み込めなかった場合は一般ファイルとして格納するため)
・入力ファイル相対パス
現在開いているフォルダからの相対パスです.
このパスで,DPSetファイルに格納されます.
編集はできないので,パス名を弄って格納したい場合は
元のファイル構造を弄ってください.
「処理」メニュー
・上に移動
選択中のリストビュー項目を上に1つ移動します.
複数選択している場合,全体が上に1つずつ移動します.
・下に移動
上に移動の逆です.
・エンコード実行
現在表示されている一覧を,表示されている順序でDPSetにエンコード/格納します.
メインウィンドウ(デコードモード)

・Index
格納されている順序です.
・Type
画像として格納されているか,ファイルとして格納されているかです.
・FilePath
DPSet内におけるパスです.
「処理」メニュー
・全てデコード
現在開いているDPSetファイルをデコードします.
メインウィンドウ(編集モード)

エクスプローラからファイルやフォルダをドロップすると,そのファイルがアイテムとして追加されます.
(Altを押しながらDPSetファイルをドロップすると,DPSet読み込みを行います.)
・OldIndex
元のDPSet内における格納順序です.
・Type
画像として格納されているか,ファイルとして格納されているかです.
新規追加ファイルは全て一般ファイルとして格納されます.
・FilePath
DPSet内におけるパスです.
・OriginalPath
新規追加ファイルの,システム上でのパスです.
「処理」メニュー
・ファイルを追加
このDPSetファイルに追加するファイルを選択します.
・上に移動
選択中のリストビュー項目を上に1つ移動します.
複数選択している場合,全体が上に1つずつ移動します.
・下に移動
上に移動の逆です.
・選択アイテムをリストから削除
選択しているアイテムをリストから削除します.
これにより,DPSetファイル内からファイルを消すことができます.
・再エンコード実行
表示されているリスト通りの順で,新たにDPSetファイルを作成します.
設定ウィンドウ(エンコード設定)

◆処理対象設定
どのファイルをエンコードするか,の設定です.
処理対象拡張子
エンコード対象の処理対象にする拡張子です.
「画像として格納」
は,エンコード時に画像の分解作業をして,
高圧縮にする対象の拡張子です.
「ファイルとして格納」
は,エンコード時には単一のファイルごとに圧縮される対象の拡張子です.
「画像以外全て」チェックボックス
は,これをオンにすると,画像として格納されるファイル以外のファイル
全てをエンコード対象とすることになります.
オフの場合は,「ファイルとして格納」に記述した拡張子のファイルのみがエンコード対象となります.

◆処理内容設定
どのようにエンコードするか,の設定です.
類似量計算
・画像比較方法
画像の類似量を得るためのメソッドです.
が,現在は一択で,変更できる項目がありません
・ショートカット設定
「似ているものに似ていないものは似ていないと仮定」
は,画像を次々と比較していく時,
画像Aと画像Bが似ており,画像Aと画像Cが似ていない,ということが既に分かっていれば,
画像Aと画像Cは*画像の比較をせずに*似ていないと判断する,という設定です.
オンに設定しておけば処理が相当速くなることが多いです.
「似ていないものに似ているものは似ていないと仮定」
は,画像を次々と比較していく時,
画像Aと画像Bが似ておらず,画像Aと画像Cが似ている,ということが既に分かっていれば,
画像Bと画像Cは*画像の比較をせずに*似ていないと判断する,という設定です.
オンでもオフでもそれほど速度は変化しないことが多いです.
「似ている/似ていないの閾値」
は,上記の似ている/似ていないを,どのていどの類似量で区別するか,を示します.
パーセント記述で,少数第二位まで指定できます.
この値が大きければ処理は速くなりますが,圧縮率が下がる場合があります.
逆に小さければ圧縮が適切に行われますが,処理が遅くなる場合があります.
・縮小した画像を比較に用いる
画像の類似量を計算する際,元画像のピクセルを全部比較するのではなく,
縮小してから比較することにより,処理時間を劇的に速くできます.
また,画像一枚あたりに消費するメモリ量も小さくなるため,
↓のメモリに保持する枚数も増やすことができ,効果は絶大です.たぶん.
縮小サイズの範囲は,1%〜100%です.
なお,例えば50%に縮小する場合,画像の幅,高さを50%にするため,
ピクセル量は1/4になります.
・画像群の一部をメモリに保持しておく
画像の類似量を計算する際,何度も何度も画像を読み込むことを繰り返しますが,
それが処理時間の延長を生む原因の1つになっています.
それならば,何枚かの画像は解放せずにメモリに取っておけばいいじゃないか,という設定です.
※枚数を指定できますが,メモリ残量を監視したりしません.
そのため,保持枚数を多くしてしまうと,メモリを食いつぶして処理が遅くなってしまいます.
心配な方はチェックを外しておいたほうが良いかと思います.
デコード経路のショートカット設定
「似ていない画像はデコード経路の導出に用いない」
は,オンにしておくとビュアなどで閲覧する時に高速になります.
オンにしておくことを推奨します.
「似ている/似ていないの閾値」
は,値を大きくすると圧縮率が下がる場合がありますが,閲覧時に高速になる場合があります.
逆に小さくすると圧縮が適切に行われますが,閲覧は低速になる場合があります.
ですが,基本的に小さめに設定しておいて問題ありません.
類似量計算のショートカット設定 における同名の設定と
同じ数値にしておいた方が良いかと思います.
設定ウィンドウ(デコード設定)

デコード後の画像ファイル
「保存ファイル形式」
は,デコードした画像を
何の形式で保存するか,を示します.
現状では,pngかbmpのどちらかしか設定できません.
「ファイル名の重複を避ける」
は,保存時に同じファイル名のファイルがあった場合,
自動的にリネームするかどうかを選択します.
リネームの方式は,
[ファイル名].[拡張子] → [ファイル名](番号).[拡張子]
となります.
「拡張子」
は,デコードした画像を保存する際の拡張子をどのようにするか,を示します.
「元のファイル名の後に拡張子を追加(必要に応じて)」は,
元ファイル名の拡張子と,上記で設定した保存ファイル形式の
標準の拡張子が一致する場合は元ファイル名のままで保存しますが,
一致しない場合は,保存ファイル形式の拡張子を末尾に付加します.
「元のファイル名の後に拡張子を追加(常に)」は,
常に保存ファイル形式の拡張子を末尾に付加します.
「元のファイル名の拡張子を変換」は,
元ファイル名の拡張子を取り除き,保存ファイル形式の拡張子を末尾に付加します.
「元のファイル名のまま」は,
元ファイル名の拡張子のままで保存します.
デコード先フォルダ
デコード先フォルダをどのように決めるか,を示します.
「デコード先フォルダを指定フォルダの下に自動生成する」
は,フォルダ選択ダイアログで指定したフォルダの下に,
入力DPSetファイル名に基づく名前のフォルダを生成し,そこにデコードすることを示します.
「フォルダ名の重複を避ける」
は,デコード先フォルダとして指定しようとしたフォルダが既に存在していた場合,
自動的にリネームすることを示します.
リネームの方式は,
[フォルダ名] → [フォルダ名](番号)
となります.
設定ウィンドウ(ビュア設定)

拡張子
「シェル実行を許可する拡張子」
ビュアには「シェル実行」機能がありますが,
その際,ここに記述された拡張子のファイルのみが実行を許可されます.
これは,アーカイブ内にウィルスが含まれていた場合,
間違えてウィルスを実行してしまうことを防ぐことを目的としています.
標準では,画像ファイルとプレーンテキストファイルのみが許可されています.
「上記以外でも,画像として格納されているファイルのシェル実行を許可する」
通常ファイルではなく,画像として拡張されているファイルを,
上記の許可拡張子に含まれていなくとも実行を許可する設定です.
「一般ファイルとして格納されていても,画像として読み込みを試みる拡張子」
エンコード設定の「ファイルとして格納」によって
一般ファイルとして格納されたファイルは,ビュアでは真っ暗な画像+文字で表示されます.
画像なのだから通常通りに閲覧したい.
しかし,JPG画像を画像として格納すると逆にサイズが大きくなってしまう.
ので,結局ファイルとして格納するしかない.
というのではユーザビリティが低いので,Ver0.33より新たに設定を増やしました.
ここに書かれた拡張子のファイルは,まず画像として読み込みを試し,
駄目なら真っ暗画像+文字を表示する,というプロセスを経ます.
ビュアウィンドウ

DPSetファイルをドラッグアンドドロップするか,
「ファイル→開く」でDPSetファイルを指定することによって,
そのDPSetファイル内の画像を閲覧することが出来ます.
矢印キーの→で閲覧中の画像のインデクスを+1,←で-1することができます.
また,↓で+5,↑で-5,PageDownで+10,PageUpで-10することができます.
Homeで最初のインデクス,Endで最後のインデクスに移ることができます.
Ctrl+Endで,真ん中のインデクスに移ります.
EscキーでDPSetファイルを閉じたりウィンドウを閉じたりします.
Spaceキーで,画像の表示状態を変えることが出来ます.
表示状態がオリジナルサイズの場合,ウィンドウより画像が大きくなると
スクロールバーがあらわれ,表示位置を移動させることができます.
基本はマウスでの移動ですが,Alt+矢印でも移動させることができます.
マウス中クリックで,ウィンドウ下方にトラックバーと数値選択が現れます.
トラックバーをスライドさせることにより,閲覧画像を選択することもできます.
数値選択フォームにindexを入力することによっても選択が可能です.
もう一度中クリックでこれらは隠れます
「ファイル→表示中のファイル→シェルで開く」
は,現在表示中の画像/ファイルをシェルで開くことができます.
つまり,今見ているファイルがPNGファイルであるなら,PNGに関連付けられた
ソフトウェアで開いて見ることができます.
画像を開く場合,画像の形式はデコード設定の保存形式に依存します.
なお,一時フォルダにデコードして実行することになり,
この一時フォルダはビュアを閉じた時に削除されるので,
ファイルの編集などを行う場合は,上書き保存をせずに
必ず別のフォルダに保存してください.
「ファイル→表示中のファイル→保存」
は,現在表示中の画像/ファイルを,そのファイルだけデコードし,
任意のフォルダに保存することができます.
画像を保存する場合,保存形式はデコード設定の保存形式に依存します.
「表示→画像を原寸表示」
は,標準では,画像はウィンドウにフィットするように表示されますが,
これをオンすると原寸で表示されるようになります.
なお,いちいちこのメニューをクリックしなくとも,
上記の通り,Spaceキーで切り替えることができます.
「表示→フルスクリーン」
ウィンドウをフルスクリーン化します.
なお,メインメニューとステータスバーは消せません.
エンコード進捗ウィンドウ

エンコードの進捗を表示します.
プログレスバーは,時間が多くかかる処理の分のみが表示されています.
また,「類似量取得」プログレスバーは,場合によっては満タンになったと思ったら
また0から始まったりすることがありますが,正常動作ですのでご了承を.
「中止」
は,これを押すと処理を中止できます.
確認ダイアログは出ないのでご注意を.
デコード進捗ウィンドウ

デコードの進捗を表示します.
「中止(出力ファイルは保持)」
は,これを押すと処理を中止できます.
その際,既にデコードされたファイルはそのまま消されずに残ります.
「中止(出力ファイルは削除)」
は,現バージョンでは使えません.